中学の担任の先生が教えてくれた、「今を大事にしなさい」

先日、中学3年生の時の同窓会がありました。

この時、10クラスありましたが、なぜが全クラス仲が良くて、毎年同窓会を行っています。

私は行ったり行かなかったりですが、この40才の節目の大きな同窓会は行くことに。

 

会場に行くと、懐かしい面々がたくさんいました。

当時好きだった女の子、仲が良かった友達、同じ部活のメンバーなど、本当に楽しかったです。

(40歳になると、太っている人、髪が薄くなった人、変わらない人、芸能人並みにキレイになっている人など、時の流れを感じずにはいられないと思いました。)

 

その時に、担任の先生も来ていました。

会うのは10年以上ぶり。

しかも、中学時代、ちょっとした因縁(?)がありまして・・・

 

高校をどこ受けるかで、担任と話することになった時、

私)「N高校を受けたい」

担任)「無理だから、地元のK高校にしなさい」

当時、地元集中という制度(?)がありまして、「平均より上だけど、突き抜けた感がない、手頃な生徒を地元の高校に進学させる」というのが盛んに言われていました。

そのゾーンにちょうど私は入っていたので、かなり担任に呼ばれました。

「あなたにはN高校は絶対無理」

「私は自分の教え子が受験で失敗して、落ち込む顔が見たくないのよ。」

と、何度も呼び出されては、そんなことを何度も言われていたのです。

 

その度に反発していた私。

最後まで自分の意見を通し、最後は担任も折れ、N高校を受験することができました。

「絶対、担任を見返したる。」

その一心で受験勉強をしていた私。

 

結果は合格。

真っ先に担任の所に行き、勝ち誇った顔で、「先生、N高校無理って言ってたけど、受かったで!」と、何とも憎たらしいことを言ったのを覚えています。

その時、担任は、

「あっそう、意外やわ。」

と一言言っただけで去っていきましたが・・・

 

という経緯があったものの、遺恨は全く無く、ただ久しぶりに担任の先生に会えたことが嬉しかったです。

(そういうことがありましたが、担任のことが嫌いだったとかは一切ありませんでした!)

「中学卒業してから、電車であんたを見かけたわ~」

「それやったら声かけてくださいよ!」

とか、

「先生、まだ公立の教師なんですか?」

「来年1年で定年やわ。」

などと、他愛もないことを話して、懐かしくも楽しい時間を過ごすことができました。

「10年後の同窓会で会いましょう。」

という約束をして。

 

 

で、2月5日の明け方、

同窓会からちょうど1ヶ月後、

担任の先生が天国に旅立たれました。

 

先生へ

あの中学3年の時、先生の担任のあのクラスで本当に良かったと思います。

学校教育の中で、一番楽しかった1年ですから。

だから・・・

今までありがとうございました。

そして、お疲れ様でした。

 

 

あなたにはやり残したことはありませんか?

本当にやりたいことを後回しにしていませんか?

「今を大事にしなさい」

中学を卒業して25年経った今年、あの時の担任の先生に教えてもらった気がします。