後悔してもいい。後悔しない生き方は難しいのですから。

『後悔しない生き方』

これは度々言われる、人生における指針のようなもの。

たしかに、この考えは素晴らしいですし、できれば、私もそのように生きたいと思います。

でも、後悔ってどれだけ頑張っても、してしまう時ってありませんか?

例えば、資格の試験を受けたとします。

毎日頑張って勉強して、試験当日も自分の持てる力を全部出し切った、落ちても受かっても、何も後悔はないと思うかもしれません。

でも、実際、『わずか1点足りなかったがために落ちた』としたら、どうでしょう?

もっと勉強すればよかった、あの問題、答えをあれではなくこれにしておけばよかった、など、後から湧き上がることもありますよね。

後悔は『後から悔いる』のですから、その時どう思っていても、後から何かしら事実を知ってしまったら、それと共に出てきてしまうものなのです。

だから、後悔しない生き方は、私のような凡人には結構難しいかなと思っています。

そこで、考え方を変えて、『後悔してもいいと思う』とどうでしょう?

後悔することを受け入れて、それでもいいのではないかと思う、この方が気持ちが楽になりませんか?

生きている以上、誰もが大なり小なり後悔をするものです。

どんな凄い人でも、天才と言われるような人でも、後悔という経験はするものです。

するのであれば、ないと敢えて言い切るよりも、あって当然と割り切り、開き直る方が心が楽になりませんか?

もちろん、後悔しないように毎日を一生懸命に生きることは、本当に素晴らしいです。

だから、その生き方を、その瞬間を後から否定するのは、あまりにも厳し過ぎませんか・・・

人は不完全、だからこそ、その足りない所も受け入れてあげるのが、あなたらしく生きることにつながるのではないでしょうか。