人を許すのが自分を高めるのなら、自分を許せば、もっと自分が高まる

マイナスの感情。

これは最も持っていてはいけない感情です。

 

この原因は他人であったり、自分であったりします。

「上司に理不尽なことを言われて腹が立つ」

「自分が悪いわけではないのにめっちゃ怒られた」

「嫌なことを言われた」

こういうことは、人間関係がある以上、避けられないです。

ストレス

一方で、「できない自分に腹が立つ」「彼氏ができなくて寂しい」など、自分でマイナスの感情を作ってしまうこともあります。

 

他人が原因でマイナスの感情を持たされるのは、やはり気分が良いものではありません。

だから、「その人を許してあげましょう。あなたの器が大きくなり、自分自身を高めることができます。」

人によっては、「嫌なことを言われたとしても、それは一つの事実だけで、それに対する感情は自分で作り出せる。」

とおっしゃる方もおられます。

 

スポンサードリンク



 

それは間違いではありません。

むしろ、真理です。

私もその考えに大賛成です。

だから、そのように対応できる人は本当に素晴らしいです。

 

でも、それって難しく感じる方もおられるのでは!?

特に怒りが頂点に達している時に、しかも、その怒りの根源の人を許してあげるのは、至難の業です。

しかも、怒りを無理やり押さえ込むことになるので、精神衛生上良くありません。

 

とはいえ、怒りなどのマイナスの感情を持って生きるのは、人生において大きなマイナスです。

特に、人から負の感情の種を持たされたまま、あなたの人生を送るのは意味がわからないじゃないですか。

あなたは幸せな人生を送るために生まれてきたのですから。

 

そこで、人を許したくても許せない、人の言葉で自分の人生が振り回されていると思う方に、まずはやっていただきたいことがあります。

 

それは、「自分を許す」ということです。

あなたの中で改善したいことや、後悔していること、もっとこうなったらいいのにと思うことがあるかもしれません。

それを許してあげるのです。

不完全であることを許して受け入れてあげるのです。

 

私の友人は今整骨院で働いています。

友人の悩みは、「他の先生と比べて、圧倒的にマッサージの質が低いこと」です。

患者さんからはクレームは来ていないようですが、練習として他の先生をマッサージしたり、マッサージしてもらうことがあるようです。

整骨院

そこで、力の差を感じてしまったとのことです。

しかも、かなりの大きなレベルの違いだと言っていました。

 

例えるなら、体操の内村航平選手と小学校のマット運動でそこそこできるくらい、全く違うと言っています。

 

それはたしかに愕然とします。

でも、その整骨院の院長からは患者さんのマッサージを任せてもらえるし、もっとたくさんシフトを入れて欲しいと言われるし、職場では他の先生にも愛されているのです。

 

友人が言うには、「自分は全然あかんから、片付けや受付などのマッサージ以外の業務は全部自分がやるつもりで働いてる。それしかできへんし、それで他の先生が少しでも楽になってもらえたらありがたい。」とのことです。

そういうマジメな勤務態度だからこそ、他の先生が練習台になってくれているのでしょうし、働かせてくれているのだと思います。

 

友人は、「このレベルで働かせてもらってたら、他の先生に失礼や。院長にも申し訳ない。自分のマッサージのスキルレベルが低いのもわかってる。だから、辞めた方がいいのかなと感じるようになってきた。」と言っていました。

 

最初は、マッサージを練習したい、たったそれだけの理由で、院長に「給料はいりません。」とまで言って働かせてもらったのです(院長に「それはあかん!」と言って、給料は出してもらっているようです)。

そこから少しずつマッサージが上手になり、患者さんを任されるようになった、順調なステップアップのように見えます。

他の先生にも、「上手になりましたね!」と褒めてもらえるようになった、だからこそ見えた、他の先生との力の差なのです。

 

私は、「力の差がわかるレベルまで達してるってことは、それだけ実力がついたってことやん。

それに、院長に辞めて欲しいと言われたわけでもないし、むしろもっと入ってって言われてるんやろ。

 

やったら、院長から辞めるように言われるまで働いた方が、逆に他の先生や院長のためになるやん。

他の先生と比べて、足りないと思うのは逆に立派やん。

 

やから、自分の中では、その不完全さを受け入れて、許してあげて、開き直るくらいでええやろ。

自分はこのレベルまでしかできません、それでええやないか。

 

明らかに力不足やったら、絶対に患者さんにマッサージさせへんって。

看板に傷がつくし、クレームになるし、医療事故になるかもしれへんのやから。

自分の中ではその足りないと思う自分を許してあげて、患者さんに対しては誠心誠意向き合う、それでええやん。」

 

その後、いくらか話をしたら、友人が、「足りない部分は埋めるように頑張って、今の自分を否定せずにやってみる!」と言ってくれました。

納得

納得してくれたみたいですし、話した後、声がイキイキとしていたので、とても安心したのを覚えています。

 

スポンサードリンク



 

もっとこうなりたい、あんな風になりたい、その願望は持つべきですし、叶えていただきたいです。

でも、その根底にある感情がマイナスであっては、引き寄せも起こりにくいです。

 

だから、今の自分を許す、認める、開き直ることで、そのネガティブな感情がなくなり、良いことを引き寄せやすくなります。

その結果、許す力がついてきますので、他人のことも許せるようになってきます。

もしくは、気にならなくなります。

自然とそうなります。

 

許すって、担いでいる重たい荷物を下ろす、そんな軽くなれることなのです。

気持ちが軽くなれば、良いことが起きそう、そんな明るい気分になりませんか。

早速、一つでいいので、あなた自身のことで許してあげることができそうなことで試してみてくださいね!